Q4OS(Trinity)をインストールする。(NEC VersaPro VK25MX-C)

DIY

まえがき

しばらくの間更新していませんでしたが、時間がとれそうなの更新することにしました。

以前に、Panasonicのノートパソコン(Let’snote CF-S9)にQ4OSをインストールしました。

こちらの方はサブのパソコンのため実際のところはあまり使用はしていなかったのですが、あらためて使用してみるとすこし困ったこともありました。

Let’snote CF-S9の困りごと

■操作感について

それほど動作の重さは感じませんが、やはり普段仕事で使用しているパソコンやメインのWindowsパソコンに比べると、若干の動作のもたつきは感じます。

■画面サイズ(大きさ)について

サブのパソコンとしては問題ないかと思っていたのですが、やはり普段使用しているパソコンに比べると画面が小さくもう少し大きいといいなと感じています。

■Google Chromeに関して

こちらは原因ははっきりしていませんが、Chromeを使用してタブをいくつか開くとフリーズすることがありました。(あるいは極端に遅くなる)
なんとなく、Yuoutubを観ているときが多いような気がする。
これは直感的にはメモリ不足っぽいので、すこし調べてみようと思いました。

逆にいうと上記以外ではあまり不都合を感じなかったので、改善されれば普段使いでもいけるかもと思いました。

そこで上記を改善するため、ためしに別のパソコンにインストールしてみることにしました。

Q4OS(Trinity)のインストール

今回インストールするパソコンはNECのVersaPro(VK25MX-C)です。

ざっくりと仕様は下記の通りです。

CPU インテル(R) Core(TM) i5-2520M
プロセッサー クロック周波数 2.50 GHz
メモリ 4GB
ディスプレイ 15.6型ワイドTFTカラー液晶(WXGA:1,366×768ドット LED液晶)
グラフィックス インテル(R) HD グラフィックス 3000
HDD 200GB
発表日 2011/05/11

こちらもまあ低スペックではありますが、画面は大きいのでためしてみたいと思います。
このパソコンは以前に家族用のパソコンとして購入したWindows7機です。
棚にしまい込んであって本格的に使用しなくなっていました。

さて、今回のQ4OSですが、Trinityをインストールすることにしました。
これは主にメモリの使用量を抑えるためです。

ダウンロードはこちらから出来ます。

Q4OS - desktop operating system

今回のパソコンのメモリは4GBなのでスペック的にはPlasmaでも良いのですが、他のサイトでも確認したところ、Trinityの方がメモリの使用量が少ないのでこちらを選択しました。

あと操作感じに関しても、Trinityの方が軽いと思います。

インストール関しては下記の記事とほとんど一緒なので割愛しますが、下記を参考にしてみてください。

今回はなぜかUSBメモリから起動(boot)できなかったので、DVD-Rよりインストールしました。

インストール後の設定

基本的なソフトをインストール

スタート(画面左下)→Applications→アプリケーション→Accesories→システム→Install Applications

ウェブブラウザ Google Chrome

スタート(画面左下)→Applications→アプリケーション→Synaptic→パッケージマネージャ

エディタ vim
スクリーンショット shutter

画面の設定

画面の大きさは、15.6型なのでいいのですが解像度が低いので割と文字が大きくなりました。
それなのでフォントサイズを調整(小さく)しました。

スタート(画面左下)→コントロールセンタ→外観&テーマ→フォント

SWAPメモリを設定

メモリの使用量について”top”で確認したところパソコン立ち上げ直後の状態で約800MiB usedでした。
Google chromeを立ち上げても約2000MiB以下くらいに収まっていました。

その状態でしばらく使用してみたましたが、やはりchromeがフリーズしました。

さてSWAPはどうなっているか、と確認してみたところ0になっている?
というかあらめて確認してみるとSWAP自体が設定されていませんでした。
(今更気づきました・・・・)

そもそも、SWAPメモリについては要否の論争があるようなので、最近のディストリビューションでは使用しないのでしょうかね。

確かに十分にメモリがあれば不要なのでしょう。

今回は取り急ぎはメモリを増設は考えていませんでした。
SWAPメモリは設定されていても特に問題はない(と思いますので)設定します。

$ sudo swapon –show
$ sudo dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1M count=4096
$ sudo chmod 600 /swapfile
$ sudo mkswap /swapfile
$ sudo swapon /swapfile
$ echo ‘/swapfile none swap sw 0 0’ | sudo tee -a /etc/fstab

詳細はいろいろググってみてください。(手抜き)

設定後にtopで確認した結果です。

使用感

操作感については、あきらかにLet’snote(CF-S9)より早くなりました。

これはCPUの性能が上がったこと、またTrinityに変更したことが関係していると思います。

Chromeのフリーズに関しては、SWAPメモリを設定したあとは発生していないので、しばらく様子をみてみたいと思います。

再発するようであればもう少しメモリの使用状況を調べたいと思います。

これならChromeがフリーズしなければ、普段使いでもいけるかも。

自宅でパソコンを使用する機会は少ないのですが、主にはWebサーフィン、ネットで買い物、Youtubeを見る程度なので、そんな使い方なら使えそうな気がします。

あと、Trinityにしたらパソコンのカバーを閉じてサスペンドにして、その後にカバーを開いて復帰してもパスワードの入力を求めてきませんでした。

いままであまり深く考えていませんでしたが、自宅のパソコンなのでこれはこれで便利です。
(セキュリティ的にはあまりよろしくありませんが)

メインのWindows10マシンそろそろ寿命で、Windows11のマシンも用意はしてあるのですが、色々と移行が面倒なので、もしかしたらQ4OSマシンの使用頻度が上がるかもしれません。(わかりませんが・・・)

余談ですが、今回のインストールの先立って他のディストリビューション(Linux MintとBodhi Linux)も試してみました。

どちらも悪くありませんでした。というか特にLinux Mintはとても完成度が高いように感じました。

それなので乗り換えようかとも思ったのですが、特にQ4OSが駄目な理由が見つからかったので見送りました。。。(Q4OSのベースが地味にDebianだということもあります。個人的趣向)

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